2026-09-27 · はじめに · 約8分

Shadowrocket 初回接続ガイド:サーバー選択から Connectivity Test まで

サーバーを追加したら、Home で使用するサーバーを選び、接続スイッチをオンにして VPN 構成の追加を許可します。Connectivity Test で接続を確認しましょう。

この記事の概要

サービス提供元の情報を用意しており、Shadowrocket を初めて使う方に向けた手順です。インポート結果の確認、使用するサーバーの選択、Global Routing の確認、VPN 構成の追加許可、Connectivity Test と実際のアクセス確認の順に進めます。接続スイッチがオンになること、テスト結果が返ること、目的のページが表示されることは、それぞれ別の確認項目です。

1. 接続前にサーバー情報の追加を確認

Shadowrocket の Home ではサーバーの確認と選択、Config では構成ファイルの管理、Settings ではアプリの設定を行います。初回接続では Home を開き、リストにサーバーが表示されていることを確認してください。サブスクリプション URL を保存しただけでは、サーバー情報の取得が完了したとは限りません。この記事では、利用するサービスとサブスクリプションをすでに用意していることを前提に説明します。

まだ追加していない場合は、Home の右上にある「+」をタップし、Type で Subscribe を選択します。自分のサブスクリプション URL を入力して保存した後、サブスクリプションを更新してください。更新後、サーバーがリストに表示されたか確認します。手動で追加する場合は、Type を手元の情報に記載されたプロトコルと一致させてください。異なるプロトコルの項目を流用することはできません。

2. 初回接続:サーバーを選び、VPN 構成を許可する

Home の選択マークは、現在使用するサーバーを示します。サーバーの行をタップし、左側の丸印が目的の項目に移動したことを確認してください。編集画面を開く操作とサーバーを選択する操作は異なります。また、ルールで別のポリシーやサーバーが明示されている場合、実際の接続先はそちらに従うことがあります。Global Routing も確認してください。

  1. サーバーを選択

    Home で追加済みのサーバーをタップし、左側に選択中の丸印が表示されたことを確認します。初回のテストではサーバーを1つに固定し、複数の項目を切り替えないようにすると、結果と操作を対応させやすくなります。

  2. ルーティングを確認

    Home → Global Routing を開き、Proxy、Direct、Config、Scene のどれが選択されているか確認します。使用可能なルール構成がある場合は Config を選びます。ルールの影響を一時的に切り分けるには、比較テストとして Proxy を使用できます。

  3. 接続スイッチをオン

    Home に戻り、画面上部の接続スイッチをオンにします。初回接続時は、システムから VPN 構成の追加を求められます。直前の操作による要求であることを確認して許可し、システムの案内に従ってデバイス認証を完了してください。

  4. 状態を確認

    Shadowrocket に戻り、スイッチがオンのままか確認します。構成の追加を許可したことは、VPN を確立する権限を与えたという意味であり、サーバーへの到達や目的の Web サイトへのアクセスが保証されるわけではありません。

  5. テストを実行

    Home で Connectivity Test を実行し、結果が返るまで待ちます。その後、ブラウザで実際に使うページを開いて確認してください。後から比較できるよう、使用したサーバー、Global Routing の状態、テスト結果を記録しておきます。

システムの許可を以前に取り消した場合は、接続スイッチをもう一度オンにして、画面の案内に従ってください。組織管理下のデバイスで VPN 構成が制限されているとシステムに表示される場合は、管理者に権限を確認します。システムの許可に関する問題を解決するために、同じ情報を何度もインポートしないでください。

3. Global Routing:4つのルーティングモードを理解する

Global Routing は通信の処理方法を決めるもので、サーバーの稼働状況を示すものではありません。特に Direct では、Web ページが開いても、選択したプロキシサーバーが使える証明にはなりません。以下では Shadowrocket の各ルーティングモードを説明します。Config を推奨するのは、ルール構成を選択して内容を確認済みの場合です。

Config:構成に基づいて処理

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選択中の Config とそのルールに基づいて通信の経路を決めます。通信によって DIRECT、PROXY、または構成内で定義されたポリシーが適用されます。モード名だけで特定のドメインの経路を判断することはできません。

適した用途:明確なルール構成があり、日常的にルールに沿って使う場合。

Proxy:プロキシモード

アプリが処理する通信をプロキシモードで扱います。選択中のサーバーでアクセスできるか、一時的に確認する際に使います。テスト後は、普段の使い方に合わせて元のモードに戻してください。

適した用途:ルールの影響を切り分け、短時間の接続比較を行う場合。

Direct:直接接続モード

通信を直接接続として処理するため、通常のアクセスに選択中のプロキシサーバーは使われません。この状態でブラウザからアクセスできても、確認できるのは直接接続の経路が使えることだけです。

適した用途:現在のネットワークから直接アクセスできるか比較する場合。

Scene:シーンモード

設定済みのシーン条件に応じて、該当するルーティング設定を適用します。初回のトラブルシューティングでは、シーンの内容を先に確認してください。シーンの切り替えによる動作の変化を、サーバーの障害と誤認するのを防げます。

適した用途:シーン設定を作成し、内容を確認した環境で使う場合。

Config ではルールが上から順に照合されます。DOMAIN-SUFFIXはドメインのサフィックス、IP-CIDRはアドレス範囲、GEOIPはIPアドレスの地理的位置に基づいて照合し、FINALはどのルールにも一致しない通信に適用されます。初回接続時にルールを書き換える必要はありません。まず選択中の構成を確認し、対象の通信にどのポリシーが適用されるか調べてください。

4. Connectivity Test:スイッチだけでなく結果も確認

Connectivity Test は接続性を確認するテストであり、総合的な速度測定ではありません。また、すべてのドメインやプロトコルの通信を検証するものでもありません。所要時間が返れば、対象のテスト要求に結果が返ったことを示します。タイムアウトは、制限時間内にそのテストが完了しなかったことを示します。タイムアウトだけでパスワードの誤りと判断したり、所要時間の数値だけから普段の通信速度を推測したりしないでください。

2段階で確認:テスト要求と実際のアクセス

Home で確認
  • サーバーを選択した状態に固定し、接続スイッチをオンにして Connectivity Test を実行します。
  • 「成功」「失敗」だけでなく、所要時間、タイムアウト、その他のエラー表示を記録します。
  • 再テスト時は同じネットワーク、同じルーティングモードを使い、不要な変数を減らします。
ブラウザで確認
  • 実際に使うページを再読み込みし、本文と必要なリソースが最後まで表示されるか確認します。
  • 特定のサイトだけに問題がある場合は、ドメイン名とエラー内容を記録し、適用されるルールを確認します。
  • Wi-Fi とモバイル通信を切り替えてテストする場合は、それぞれの結果を分けて記録します。異なるネットワークの結果を混同しないでください。

まとめ:テスト結果と実際のアクセスの両方を確認します。両者が一致しない場合は、テスト対象、ドメインの名前解決、ルール、現在のネットワークの違いから原因を探します。

たとえば、「スイッチはオンのまま、Connectivity Test はタイムアウトし、ブラウザでも目的のページを開けない」場合と、「テスト結果には所要時間が表示されるが、特定のドメインだけ失敗する」場合では、状況が異なります。前者ではネットワーク、サーバー設定、サービスの状態を確認します。後者では対象ドメインの名前解決とルーティングを確認します。これは結果の分類であり、特定の接続先を実測した結果ではありません。

5. 接続状態が変わる場合:On Demand とテスト条件を確認

手動で切断した後に再接続する場合、オンデマンド接続の設定が関係している可能性があります。Settings → On Demand を開いて現在の設定を確認し、システム上の該当する VPN 構成でオンデマンド接続が有効かどうかも確認してください。On Demand は設定済みの条件に応じて接続を開始する機能であり、誤った Address、Port、認証項目を修正するものではありません。

手動テストの条件

サーバーの選択
Home → 対象のサーバーを選択し、左側の丸印を確認
ルーティングの選択
Home → Global Routing
テストの実行場所
Home → Connectivity Test
記録する項目
ネットワークの種類、ルーティングモード、選択中のサーバー、テスト結果

変更する条件を1回につき1つにすると、変更前後の違いを比較できます。

自動接続を確認

アプリ内の設定
Settings → On Demand
確認する項目
有効になっているオンデマンド接続の条件と対応する動作
システム側の確認
システム設定にある該当 VPN 構成のオンデマンド接続状態
トラブルシューティング
現在の設定を記録し、自動接続を一時的に無効にしてから手動でテスト

原因を特定したら、元の用途に合わせて設定を戻してください。一時的な確認用の状態を、長期利用の設定として残さないようにします。

ネットワークを切り替える前後には、ほかの VPN 接続の状態にも注意してください。複数の接続処理が干渉する場合があります。現在のサーバーが使えるかだけを確認したい場合は、ネットワーク、サーバー、Global Routing を固定してから一通りテストしてください。複数の設定を同時に変更するより原因を特定しやすくなります。

6. 初回接続でよくある質問

サーバーを追加したのに、なぜ選択も必要ですか?

インポートは情報をリストに追加する操作で、選択は使用するサーバーを決める操作です。Home で左側の丸印が対象の項目にあるか確認してください。Config のルールで別のポリシーが明示されている場合は、そのポリシーの接続先も確認します。

スイッチはオンなのに、Web ページの読み込みが終わらない場合は?

まず Home → Connectivity Test を実行し、次に Home → Global Routing を確認します。テストがタイムアウトする場合は、Address、Port、認証項目を確認してください。テスト結果が返るのに目的のページを開けない場合は、対象ドメインのルールと名前解決を確認します。すぐにすべての設定をリセットしないでください。

Proxy ではアクセスできるのに Config ではできません。サーバーの故障ですか?

この違いからまず考えられるのはルーティング設定であり、サーバーの故障とは限りません。Config で選択中の構成ファイルを確認し、対象ドメインが先行するルールに一致していないか、FINAL にどのポリシーが設定されているか調べてください。変更する前に元の構成を保存します。

VPN 構成の追加を拒否しました。サーバー情報を再インポートする必要がありますか?

まず Home に戻って接続スイッチをもう一度オンにし、システムの許可要求に対応してください。サーバー情報とシステムの VPN 許可は別のものです。情報が実際に不足または誤っている場合に限って再インポートし、リストに重複項目が増えないようにします。

Wi-Fi では使えるのに、モバイル通信では使えません。次に何を確認すればよいですか?

同じサーバーと Global Routing を使い、両方のネットワークで Connectivity Test を実行してエラーの違いを記録します。次に Settings → On Demand でネットワークごとの接続条件に違いがないか確認し、モバイル通信自体が正常に使えることも確認してください。

初回接続の確認では、VPN の状態だけを見るのではなく、使用中のサーバー、ルーティングモード、Connectivity Test の結果、目的のページが想定どおり表示されるかを説明できることが大切です。この4点を記録しておけば、次回サブスクリプションを更新したり Config を変更したりするときに比較できます。

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